社長コラム

2012/07/01 その他

　土曜日に梅雨入り宣言があった翌、日曜日の午前中。2日前のグラウンドゴルフの筋肉痛と花粉症が原因で、いまひとつ元気の波に乗れずにいたのですが、午後からは私の奥さん姉妹を買い物に連れて行く約束になっていました。車の運転は不得意な私ですが、ふだん世話になっている二人なので、このくらいは引き受けないと、後々都合がよくありません。

　目的地は長野県・軽井沢。前橋が厩橋（うまやばし）と呼ばれていた江戸時代なら3日はかかった道のりですが、高速道路を使えば筋肉痛、花粉症であっても、1時間30分で現地到着です。二人の行く先はアウトレットという名の広大なショッピングエリア。あの店、この店と歩くこと4時間、グラウンドゴルフ24ホールの2倍の時間ですが、こういうときの女性は健脚です。おしゃれな洋服、バッグ、靴、雑貨などを見ていると、エネルギーが自動的に補給されるのでしょうか。なんとなく二人がハイブリッドカーのように思えました。

　お目当ての店を回りきった姉妹は帰りの道中で私の眠気を心配してか、スターバックスでコーヒーを買うよう勧めてきました。私としては後部座席で眠らせてもらう方が良かったのですが、流れには逆らわずに3人分の支払いを済ませ、ハンドルを握ったのです。

　実はこの日、コラムの締切りから既に２日が経っていました。ショッピングモールでも、心の中では「コラム、コラム」とつぶやきながら歩いていた私でしたが、運転席でコーヒーを口にした時、ある思い出がよみがえったのです。姉妹が勧めたスタバのおかげで無事に帰宅した後、私はその思い出を確かめるため、棚にあった古いアルバムを取りだしました。そこには、むかし家族で行った海水浴の写真が納められていました。主題にたどり着くまでに文字数を使い切ってしまい、この先は来月に持ち越となりました。しかし、このまま書き進めれば、8月号は締切りを大幅に前倒しする事になるのがちょっと楽しみでもあるのです。

・・・つづく