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社長コラム

2011/11/01 その他

いせのかみ

 秋も深まった土曜日の昼下がり、どこからかお囃子(はやし)の音が聞こえてきた。
事務所の裏通りに出てみると法被を着込んだ子供達を乗せた巨大な山車(だし)が近付いてくる。お祭りが始まったようだ。
 行列を指揮する顔見知りの年配者に聞くと、山車が出るのは3年に一度で、その年は大人から子供まで、町をあげての行事となるそうだ。地元諏訪神社に奉納されるのは平安の時代から伝わる『上泉の獅子舞』で、前橋市の民俗芸能の中でも特に価値のあるもののひとつだと書かれたものを見つけた。また、それに使う獅子頭や笛などは、戦国時代この地に城を構えた武将、『上泉伊勢守秀綱』が奉納したものと伝えられている。

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 この殿様は、あの有名な柳生新陰流の先生である。日本の『剣聖』と呼ばれる彼は町にとって大変な英雄であり、町民の誇りでもある。…私の祖父も大の剣術好きだったそうだ。その嗜好は私の父親を経て、孫の私に引き継がれた。父親から、子守唄代わりにこの剣豪の名前を聞かされていた私にとっても『かみいずみ、いせのかみ』の響きは、いまでも胸にジーンとくるフレーズなのだ。
 ここに事務所を構えてまだ4年半だが、彼への思いは上泉町に住む人たちにかなり近いと思っている。明日の日曜日は、『剣聖』の銅像がある公民館に町中の人が集まり、お祭りの盛り上がりを楽しむのだろう。神社の神様とともに『いせのかみ』はお祭りの象徴でもあるのだ。今年の『大大大好きダイキョー祭り』は地元スタッフの提言により、この二日間を避けて開催した。私にとって日本で一番強く、一番好きな剣豪に失礼があってはならないからだ。
 …日が暮れた今も、子供たちが吹く笛の音が聞こえている。明日は私もこっそり、公民館へ遊びに行こうと思っている。
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