2011/02/01
その他
思いやり
今年はもう一度、お正月の話をさせてください。(笑)
みなさんは元旦に行われたニューイヤー駅伝で、トヨタが悲願の初優勝を飾ったのをまだ覚えていますか。
それから1週間余りが過ぎると、同じ場所で伝統の『前橋初市祭り』が開催されます。
3選手によるデッドヒートが繰り広げられたあの道が通行止めになり、終日大勢の人で賑わうのです。
会社を始めてからの私は毎年、通称だるま市と呼ばれるこのお祭りで買い物をします。
仕事が終わった後スタッフを誘い、最寄りの『上泉駅』から上毛電気鉄道に乗り、市街地に繰り出すのです。
上毛かるた『縁起だるまの少林山』で知られる高崎だるまは、生産量日本一で全国シェア80%、上州人のちょっとした自慢です。
・・・十数年前、あるお客様宅におじゃましたときのこと。
ご主人がダルマに目を入れていました。
ところが、なんと最初から両目を入れているのです。
(ダルマの目は願い事を念じながら、まず左目を入れて、1年後願いがかなったら右目を入れる)と本には書いてあります。
確か、そうだったはずですが。(笑)
そのことに興味を持った私は「どうして両目を入れてしまうのですか。」と聞いたものです。
すると御主人、『両目のほうが見通しも利くだろう、その方がダルマさんも働きやすいだろうと思ってさ。』と言ったのです。
「はー、なるほど。」
ダルマに対しても思いやりが感じられるこの考えが好きになった私はその後、彼のスタイルを真似るようになりました。
・・・したがってリフォーム体験館前橋店のダルマは今日も二つの目で、しっかりと真正面を見据えているのです。
だるまさん、今年もよろしくお願いいたします。