2011/02/01
独り言
息子より。
本日、平成23年2月1日午前10時41分。
私の母が永眠しました。
33年前に私の父親である夫を亡くしたとき彼女は43歳。
息子の私と弟は当時15歳と12歳。
私達を育てるため慣れない職に就き、大変な苦労が始まりました。
しかしその状況で、いつも明るく振る舞う母親に勇気づけられ、父親ならぬ母親の背中を見て私達兄弟は大人になることが出来ました。
私が結婚した当初、嫁姑のぎくしゃくも多少はありましたが、人懐こい性格で、いつのまにか『公ちゃん、公ちゃん』と、嫁を頼りにするのん気な姑に変身したのはわが母親ながら感心したものです。
定年を過ぎてからは、好きなカラオケを仲良しの友達と楽しむ毎日を過ごし、5年ほど前から病気を患っても、それを感じさせることのない明るい晩年でした。
75年の見事な生涯に拍手を送ります。
「おかあちゃん、ありがと。」
息子より。